先進国とは何だ。羊頭狗肉じゃ話にならんだろ。

朝鮮日報 李大統領「今は先進国に付いていく機会」
中央日報 ＭＢ「今こそ、先進国になるチャンス」
中央日報 サイバー外交使節団ＶＡＮＫへの政府予算支援全額削減

韓国大統領李明博「正常な状況ならば先進国に付いていくのが難しいかもしれないが、今は機会になり得る。われわれがどう動くかによって、国家のランキングも変わり得る」という発言をうけて、報道した見出しが、上記だ。なんともニュアンスが異なる。片方は、「先進国に付いていく」、片方は「先進国になる」。ともにいえることは、韓国が「先進国」ではないと自認していることだ。彼らが、何を持って「先進国」と判断するのか不明だ。そして、大統領、韓国メディアとも、「先進国」になることを切実に願望している。G7 を「先進 7 カ国・・会議」と報道している日本マスメディアと同じ程度の馬鹿さ加減だ。自国が「先進国」であろうが無かろうが、国民生活にはなんら関係ない。このような馬鹿げた発言は、「格付け会社」を喜ばせるだけだ。格付け会社の情報で喜ぶのは、投機という虚業を営む連中だけだ。その連中の利益追求が、今回の世界金融危機を招いた。先進国で有るか無いかより、いかに国民生活が安定しているか否かの方が大事だ。「国家のランキングも変わり得る」という発想は、自己満足以外の何ものでもない。ランキングが変われば、国民生活が変わるのか。そのランクに見合った国民生活が出来るとでも思っているのか。重要なのは「国力」だ。この Blog でも以前に記したが、国力とは、政治、経済、軍事の総合力に加え、その文化、社会の安定度、などで決まる。李明博が、「先進国」をどのように夢想しているかは知らない。「付いていく」「なる」というような貧困な発想でなく、国民生活安定のために、何をするのかを考えるのが、本来、政権にある者が考えることではないのか。前政権担当者盧武鉉と同じようでは、それこそ「先進国」にはなれない。そう、政府公認サイバーテロ集団 VANK に対する処遇のような積み重ねをして、努力すれば、文化的「先進国」に近づくかもしれない。韓国がどう転ぼうと、日本にはさしたる影響はない。ま、がんばれや。
この人の表情、見ているだけで、「凄いなぁ」という感じがする。どうすれば、こういう雰囲気がつくれるのだろう。