「平等」と「悪平等」は無縁

朝鮮日報 【コラム】生徒を抽選で選ぶ誤った平等論

ここでの「平等」は、「悪平等」ということだろう。この悪平等を施行し、失敗した例がある。日本の公立高等学校入学方式だ。やっと、最近になって、悪平等の是正が始まったが、「覆水盆に返らず」だ。この悪平等の期間のうちに、受験業者試験により、「偏差値」という学校教育とは無縁のものが跋扈し、小学校から大学まで数字による、入学難易度の序列が行われた。そして、入学難易度が、各学校の質と同等に考えられ、不必要な受験競争の激化に繋がった。それが学校教育現場荒廃の大きな要因ともなった。一方では、私立学校による教育とはかけ離れた受験対策用カリキュラムが、あたかも正当な教育のように喧伝された。本来は、私立学校間の生き残りをかけた、少子化対策のサバイバルゲームであるにも関わらず、実態は、学校間では、「親」の弱みをついた教育無視の児童生徒の奪い合い、かき集めに血道をあげているだけになっている。「蟻の一穴」ということわざがある。「悪平等」を実施、大事になる前に、熟慮しなければならない。少しでも妥協するなら、実施しない方が賢明だ。韓国がどう対処するか皆目わからない。それは、韓国人が考えることだ。しかし、近くに「悪平等」の好例があることは知っていた方が良い。「競争原理」「弱肉強食」「平等」「悪平等」という言葉の組み合わせを、とくと考慮しなければならない。
この配色の韓服を着用するのは難しい。よほどのセンスが必要だ。韓服の写真を探していて不満なことがある。足元も含んだ写真が非常に少ない。その種の写真が少ない理由がわからない。