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2008年8月29日金曜日

記事と日記は違う

中央日報 <グローバルアイ>良い映画、そして日本の現実

これほど不愉快な記事をみたことがない。中央日報東京特派員パク・ソヨンの執筆によるものだ。常識的に考えて、海外特派員は派遣された国の言葉や文字をある程度理解しているのが普通だろう。彼女はそれが出来ていないみたいだ。就職難、女性蔑視の国柄であるにもかかわらず、彼女が新聞社に入社し、海外特派員にまでなったということは、彼女の強力なコネ以外にも、彼女が頭脳明晰、優秀な人間と認められたからだろう。この記事は、日本映画「ラストゲーム最後の早慶戦」を鑑賞した「感想」から出発し、彼女が学んだ韓国史を唯一の正統とした発想から、日本と韓国の問題について述べている。例を出そう。「日本の幼い学生たちは戦争挑発や民族性を抹殺した植民統治の歴史を正しく学ぶ機会がない。 従軍慰安婦など事実を歪曲した歴史教科書が日本政府検定を通過し、文部科学省は戦犯の位牌がある靖国神社への団体訪問を奨励するような通知文を各地方教育委員会に伝えたという」。一般日本人からみると、彼女に、かなり事実誤認があることが理解できよう。きちんと取材をした後に、記事を物するのが記者の基本姿勢である。彼女には、それが出来ていない。記者の思い込みだけを執筆するのは、たんに「作文」であり、「記事」とはならない。上記の部分で事実と異なる部分は、少しでも日本語を読めば、話せば、すぐに訂正できる解釈抜きの事実ばかりだ。大真面目に取材に行かなくても、インターネットで検索すれば、間違いが了解できるものばかりである。彼女の記事は、始めに結論有りきの演繹的文章だ。新聞記事は、事実を積み上げた帰納的文章で無ければならない。彼女の書く文章は、「新聞記事」であって、「啓蒙」や「演説」の文章ではないはずだ。現実に「特派員の記事」といて公開されている。彼女が日記や Blog に殴り書きする文章なら、これでも良いだろう。しかし、中央日報東京特派員として書く記事としては、あまりにも空虚でお粗末だ。何も彼女に、日本近代史や日本の文化を理解せよといわない。少なくも東京特派員ならば、少しぐらいの日本語の会話と読み書きぐらいはお願いしたい。こういう記事を読むにつけ、韓国マスコミが、まともな社員教育や社員研修をしていないことが了解できる。加えて、この記事は、韓国民の一方的な思い込みと、韓国政府の対日公式見解をそのまま祖述しているだけだ。そこには彼女が書いた記事であるにも関わらず、彼女の独自性を無視した、没個性で画一的な文言の羅列だけが存在している。そういう意味では、彼女は、史実や事実を等閑視した唯一の価値だけを認める韓国教育の優等生だろう。そこには複眼的視点や独創性などという近代的思考の欠如がみられる。韓国伝統の丸暗記教育から派生する欠陥の露呈ということだ。そういう意味では、彼女も哀れな犠牲者の一人かもしれない。
全体主義国家中国の小姐ですら、各々が個性を発揮する

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