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2008年9月3日水曜日

悪しき伝統と論理

朝鮮日報 李大統領の娘婿に株価操作疑惑
朝鮮日報 李大統領の親族による不正疑惑、困惑する大統領府
朝鮮日報 【社説】財閥御曹司による株価操作は市場に毒をまく行為

この伝統は、しぶとい。いつまで経ってもなくならない。以前から「大統領が変わると、門番も変わる」といわれてきた。常に起こっている問題だ。これは李氏朝鮮以来の両班の伝統だ。両班の一人が官職に就くと、その一族郎党は、彼を頼る。彼も一族郎党の面倒をみる。社会的に上昇するということは、彼に「徳」があるからだと自他共に認める。当然、「徳」のある一族ということにもなる。それゆえに、彼以外の一族も、彼と同等の振舞いをする。周囲もそれを許容する。両班と官職の数がアンバランスなので、彼らにとっては当然の理屈だった。現在の朝鮮半島でも、この「両班の論理」が堂々と幅を効かせている。というよりも、現在の朝鮮民族の上昇志向の具体的な目標は、つまるところ「両班のような生活」だ。もちろん、誰もが両班一族の出身者ではない。それでも、目標とする。「両班のような生活」とは具体的にどのような生活か。普段は何もしない。全部、下(部下)の者にさせる。ただし、物事の全決定権は保持する。例を出そう。彼が企業のトップになる。妻はその企業に職掌がなくても、その企業で同じ権限を持っているように振舞う。企業はそれを当然とする。企業トップから見ると、その企業の人間全部が部下であり、それは使用人と同等とみなすからだ。「両班のような生活」であるから、普通の庶民の生活と同じではあってはならない。それは、衣食住全般にわたる。他人が羨むような生活をしなくてはならない。彼らはそれを「身分」という。韓国ドラマには、必ずそのような役割の男女が出てくる。ドラマの中では、庶民が考えられないような生活が演じられる。それを見て庶民はカタルシスを得る。同じことが北では現実として行われている。北の生活が極端に貧富の差があっても意に介さない。現状の生活に、なんら不都合はない。「徳」の有無で上下、身分が決まっていると考えるからだ、すなわち、南では「大統領」、北では「朝鮮労働党総書記」が身分の最高位にあり、一番「徳」の高い人になる。その一族は、当然、その権利を行使する。身分が最高位の一族だから、法律の遵守の必要は無い。朝鮮半島は、現在に至るまで、李氏朝鮮と同じ論理で動いている。朝鮮半島を近代市民社会と思うから腹も立つ。だからといって、他国に対して、前近代的思考で対応されても迷惑千万であるし、お話にならない。それを理解できないのが、朝鮮半島在住民だ。
よそ行きの顔と普段の顔 ?

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