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2008年9月14日日曜日

その日暮らしは続かない

朝鮮日報 中国の新車販売、2年ぶりに減少

なるほど、韓国車は中国でも苦戦を強いられているらしい。昨年 8 月末から、中国満州(東北)地区を中心に、3 週間ばかり滞在旅行した。その時、乗用車のロゴで目立ったのが、順にいうと、マツダ、スズキ、ホンダ、日産、フォルクスワーゲン、アウディ、中国国産車だった。これらは中国との合弁会社製が多く、輸入車はかなり少なかった。名前をあげた中で、トヨタが無いことに気付くだろう。そう満州地区では、トヨタはかなり少数派に入る。中国は広い。生産拠点の問題と関係している可能性がある。いくらトヨタが欲しくても、陸送のコストを考えるとあきらめるしかない。世界の目と同様、中国の目も韓国車にとっては厳しい。当然の帰結だ。低価格車では、トヨタカローラが「前年同期比805%増」という驚異的な数字でシェア 8.2% を確保。韓国車は、10% のシェアと上位を確保しているが、伸び率がいかに鈍化しても、早晩、追い越されるだろう。日本車はトヨタだけではない。複数社、中国で展開している。対して韓国車は、現代と起亜の 2 社だけだ(実態は 1 社)。これでは勝負にならない。中型車市場ではどうか。ホンダアコードが販売90881台に対し、現代ソナタは販売5751台。これは勝負にも何もならない。この分野でも、日本車は複数社存在する。韓国車は、1 社だけだ。ベトナムの問題でも同様だが、貿易相手国や投資相手国の経済力が低い時期は、アパレルなどの単純労働関連産業や労働力を必要としない不動産業、あるいは安価な製品販売で、韓国は何とか業績が上がる。しかし、相手国が少しでも経済力が付いてくると、韓国は振り向きもされない。他の国は業績をあげ、韓国は業績を下げる。どんどん差がついてくる。付加価値の高い製品を販売すれば良いのだが、製品組み立て産業に終始する韓国には、付加価値をつける手立てが無い。尻つぼみ状態だ。産業の基礎力のみならず、どの分野に関しても基礎力を等閑視してきた結果が、現状を産んでいる。現状の経済生活の質を落としたくない、という現実主義が支配する韓国では、現状の問題を理解していても、行動として表れない。北朝鮮への太陽政策も同じだった。小手先のごまかしをする。結果、金をかけただけの効果は得られず、無駄遣いとなる。朝鮮半島人の現実主義は否定しない。しかしあまりにも刹那的だ。抜本的解決方法が出来ない体質が根本にあるようだ。その日暮らしの生活。パチンコを生活の糧にする。大変、不安定な生活だ。長く続くものではない。
このグラフの数字が面白くて出した。2006、2007 の両年の数字が異様に高い。「柳の下のどじょう」狙いで、先走った感じがしないでもない。実力以上に投資をしたようだ。

<参考>
朝鮮日報 ベトナムで苦戦する韓国企業
この記事は、韓国企業らしさが出て。なかなか興味深い。お読み下さい。
以下に、小見出しだけを出します。
・どこも満潮時の潮の流れのように入り込んでいるが、韓国だけは引き潮のように抜け出すばかり
・投資額1位から10位に転落、人件費も高騰…ストも相次ぐ
・縫製、不動産はこれまでの努力が水の泡になるのか
・ベトナム市場を失う可能性も

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