なるほど、韓国車は中国でも苦戦を強いられているらしい。昨年 8 月末から、中国満州(東北)地区を中心に、3 週間ばかり滞在旅行した。その時、乗用車のロゴで目立ったのが、順にいうと、マツダ、スズキ、ホンダ、日産、フォルクスワーゲン、アウディ、中国国産車だった。これらは中国との合弁会社製が多く、輸入車はかなり少なかった。名前をあげた中で、トヨタが無いことに気付くだろう。そう満州地区では、トヨタはかなり少数派に入る。中国は広い。生産拠点の問題と関係している可能性がある。いくらトヨタが欲しくても、陸送のコストを考えるとあきらめるしかない。世界の目と同様、中国の目も韓国車にとっては厳しい。当然の帰結だ。低価格車では、トヨタカローラが「前年同期比805%増」という驚異的な数字でシェア 8.2% を確保。韓国車は、10% のシェアと上位を確保しているが、伸び率がいかに鈍化しても、早晩、追い越されるだろう。日本車はトヨタだけではない。複数社、中国で展開している。

このグラフの数字が面白くて出した。2006、2007 の両年の数字が異様に高い。「柳の下のどじょう」狙いで、先走った感じがしないでもない。実力以上に投資をしたようだ。
<参考>
朝鮮日報 ベトナムで苦戦する韓国企業
この記事は、韓国企業らしさが出て。なかなか興味深い。お読み下さい。
以下に、小見出しだけを出します。
・どこも満潮時の潮の流れのように入り込んでいるが、韓国だけは引き潮のように抜け出すばかり
・投資額1位から10位に転落、人件費も高騰…ストも相次ぐ
・縫製、不動産はこれまでの努力が水の泡になるのか
・ベトナム市場を失う可能性も
0 件のコメント:
コメントを投稿