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2008年11月28日金曜日

名匠になるかどうかは努力次第

中央日報 【写真】伝統韓屋の名匠を育成

こういう記事を見ると思い出すことがある。慶尚北道山奥のムラに行った時のことだ。そのムラの光景がいまだに忘れられない。ムラ全戸がかやぶき屋根で、金色に照り輝いていた。大変素晴しい光景だった。その光景をカメラで撮影しようとした。カメラを構えたとたん、公安警察がストップをかけたのだ。理由を聞いた。「セマウル運動で、韓国にはすでにかやぶき屋根は無い事になっている。撮った写真が公開され、北に利用されたら大変だから撮影しないでくれ」。これが理由だった。私は唖然とした。後味の悪い冗談に聞こえた。ちょっと言い争いになり、結果、学術目的に使用するだけなら撮影 OK ということになった。現在は、どうか知らないが、私が訪韓していた頃、そんな山奥のムラに入る日本人は本当に珍しかった。それゆえに、公安警察、当時の文教部係官、大学教授、時折、TV 取材陣などが、ゾロゾロ同行していた。そういう時代からみると、今回の記事は隔世の感がする。この建築技術、韓国で保存していたのか、はたまた日本、中国で保存していたのか、それは知らない。でも、曲りなりにでも伝統技術を継承しようという意識だけはあるようだ。慶賀なことだ。もっとも、写真にあるような立派な家屋が「伝統韓屋」だといえば笑ってしまう。
<蛇足>
当然、そんな山奥だから宿屋が有るわけがない。とある民家に、2、3 日泊まった。そこでの食事のことだ。当時の韓国の都会では、なんでもかんでも唐辛子をまぶせば良いという食事ばかりだった。いい加減、辟易していた。ところが、私が日本人というわけでもないだろうが、その民家のおばあさんが作ってくれた食事は、キムチ以外唐辛子が入った食事はなかった。なんだかホッとしたことを覚えている。ご馳走ではない、いわゆる普段の食事だ。おいしくいただいた。韓国の食事だからといって、なんでもかんでも唐辛子というわけではない(笑)。

<参照>
セマウル運動

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