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2008年10月27日月曜日

リージョナル&グローバル

朝鮮日報 【コラム】トヨタのお膝元に移されたニューススタジオ

なるほど、朝鮮日報東京特派員鮮于鉦、このコラム執筆のために、「読書週間」記事の手抜きをしたのか。日本の読書週間ネタは、中央日報東京特派員パク・ソヨンがしっかり引き受けている。役割分担で十分だと思う。今回のコラムのハイライトは、以下の部分だ。長文の引用失礼。
1998年・・(中略)・・米国の格付け機関「ムーディーズ」は8月20日、トヨタ自動車の信用格付けを最高グレードの「Aaa」から「Aa1」へと引き下げたのだ。ムーディーズが格下げを行った三つの理由のうち、3番目のものが波紋を呼んだ。「トヨタは終身雇用制に執着しているため」だというのだ。「市場の状況が厳しければ、リストラで人件費を抑え、利益を保つべきなのに、トヨタはそれができない」ということだ。日本を代表する企業を名指しし、日本の代表的な経営方式を攻撃したということは、事実上、日本経済に向け「日本式経営の敗北を宣言せよ」と言っているのと同じだった。だが、トヨタは一歩も退かなかった。当時の奥田碩社長は、「グローバル・スタンダードという奇妙な言葉に踊らされていたら国際競争には勝てない」と反発した。
ここさえ、読めば、後は読む必要が無い。同じ頃、私は、米国の政策担当の職にあった友人から同じ事をいわれた。友人の言葉を単純化していうと、「日本は、4000万人で出来る仕事を6000万人でやっている。無駄な人員をリストラし、その元凶の終身雇用制は廃止しなければならない。2000万人は新規産業に回す。そうしないと、日本の国際競争力は低下し、現在の生活水準を維持出来ない」。もちろん、友人は米国人だ。ちょうど日本が「失われた10年」のただ中にあった時期だから、彼の話を興味を持って真剣に聞いた。当然、彼は「グローバル・スタンダード」という言葉も使っていた。当時の私は彼のいうことが、いちいちもっともなことだと感心して聞いた。彼に言い返す言葉が無いのも悔しいから、彼のいう「グローバル」という言葉尻を掴まえて、「いんや、グローバル( Global 地球規模)があるならリージョナル( Regional 地域規模)もある。日本は、リージョナルから出てくる独自性と、グローバルとを使い分けて、生きていく」と苦し紛れに、解決の当ても無い無責任なことを言った。彼は、「さすが民俗学者だね」と笑った。それから、数年後、「もしかしたら、あの時、俺は正鵠を得たことをいったのではないか」と思いだしていた。理由は簡単だ。堀江貴文や村上世彰がもてはやされていたからだ。そして、日銀元総裁福井俊彦やオリックス宮内義彦に代表されるハイエナのような連中がいたからだ。彼らの手法は、総じて、倫理観欠如の「グローバル・スタンダード」=「アメリカン・スタンダード」そのものだったからだ。彼らのやり方には、不快感があった。それは「額に汗して働く人間が馬鹿をみるなんておかしい」、「金儲けは良いが、その目的、理念はどこに行った?」、「万骨枯れて一将成るという社会が良い社会なのか」という単純なことからだった。それから私は急旋回した。連中に「天罰」が下ることを期待した。また、それを公言してはばからなかった。ハイエナは、うまく逃げてしまったが、堀江、村上には司直の手が伸びた。そこで確信したのは、間違いなく「グローバル・スタンダード」=「アメリカン・スタンダード」は終わっているという実感だった。そういう観点からは、今回の世界金融危機は驚くにあたらない。来るべきものが来ただけだ。リージョナル・スタンダードというものがあるかどうかはわからない。確かにいえることは、今回の金融危機は、「近代」という世界を牽引した欧米の論理がはっきり破綻、終焉したことを世界中が実感を持って感じたことだ。日本人の私としては、肌に感じる実感を伴う日本独自の論理(まだ、わたしには明確ではないが)を核にした論理と倫理観を持って、この時代を乗り切って行くしかないと思っている。周囲を見ない独立独歩では困るが、日本の独自性、日本の国益を見据えた言動を自覚する人間が多くなれば、まずは日本を含めたアジアは、なんとかなるのではないかと楽観している。えらく大上段な物言いをしてしまった。しかし、鮮于鉦のコラムの一部には、私にそういわせる内容があった。もちろん憂国の士鮮于鉦は、韓国が生き延びていくことを考えれば良い。それは、私に関係ないことだ。まずは、各自がしっかりと足元を固めることだ。
* 註 *
この問題、枝葉がついて、種々の社会問題を語ることが出来る。今後、折に触れ、小出しにしていくようにする。重要語句としては、「格差」「倫理」「アイデンティティクライシス」などが、すぐ浮かぶ。眉間に皺がよるような投稿失礼。
上二枚の写真、モデルも服装も違うのに、私には同じように見える。これが韓国の独自性か。下の方は、ハ・ジウォン(河智媛 하지원)。日本でもファンが多いそうだ。一番下の写真、上の二枚と無関係。かなり気に入っている。いい雰囲気だ。姿勢、顔の形、目、唇、最高だ。この写真、かなり大きいです。原寸にしてご覧ください。

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