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2008年11月1日土曜日

大学の生き残りをかけて

東亞日報 ライセンスに強い大学が新興「名門」に浮上

韓国の大学も生き残りをかけて各大学がかなりの努力をしているようだ。大学進学率 85% 以上、それに対する大学数過多、大学卒業者 50% 以上の就職未決定者という、韓国の特異な現状を反映している。各種ライセンス取得者には、授業料免除などの特典もあるようだ。それによって、各大学は差別化を図り、大学存続のサバイバルゲームに打ち勝とうとしている。歴史が伝統をつくる。その伝統に胡坐をかいているようでは、その大学の存続は危ないということだ。この傾向は韓国だけではない。日本は戦後、占領軍により、米国風の教育システムに変更させられた。日本、米国、韓国の大学は、同様の問題を抱えている。海外留学生の受け入れ態勢も同様だ。
大学が発行するライセンスには、単位修得後、国家試験などが受験可能な資格ライセンスと、申請すれば自動的に得られるライセンスの、2 種類ある。それとは、別の類似した開講科目がある。薬剤師、医師、公認会計士、弁護士などの国家認定資格に関して、その受験、合格が容易になるように配慮された科目開講だ。また、それらとは質が異なるが、公務員試験準備のための開講科目もある。あるいは、一般企業就職試験のための開講科目もある。最後の一般企業就職試験のための開講科目に関しては、100 年以上の伝統を有する大学ですら、卒業要件の必須科目となって場合もある。欧州では、大学と専門学校には区別がある。フランスの場合、教育者になりたければ、高等師範学校を選び、決してパリ大学を受験生は選ばない。政治家、官僚を希望する者は、高等行政学院を選択する。欧州の大学は、研究を目的とし、先に挙げた三国より、大学数は非常に少ない。戦前、日本が実施していた複線の教育システムは、欧州の教育システムを模倣していた。この複線教育を単線教育にしているのが、ここで話題の日本、米国、韓国である。ゆえに、大学は、学部により、私学における「建学の精神」以外、異なった目的を持つ。そこでは全学で統一した教育システムは不可能だ。もちろん、「建学の精神」に沿った科目、基礎教養科目の学部間の共有、共通は可能だ。しかし、専門性の高いライセンス取得を可能にする科目は、学部の独自性になる。そのへんの按配を配慮しないと、大学そのものの健全な発展はない。韓国での現象は、日本のシミュレーションになる場合も多々ある。韓国の大学の盛衰を見ることは有益だ。なお、私は、単線教育より、複線教育の方が、有益であり効果が高いと考えている。
毎日、キャンパスを見ていて思うことがある。どう贔屓目にみても、教官、教員、学生ともに、男性より女性の方が溌剌としている。いったい、どういうことなんだ。この現象は日本だけではなく、韓国もそうのようだ。写真はともに韓国。

<蛇足>
韓国女性タレント時計復活。どうやらリンク先サーバーが不調だった様子です。右下のGifアニメはおまけ。枯れ木も山の賑わい。

2 件のコメント:

shiraty5027 さんのコメント...

 「複線型学校体系」というのは、もしかして貴族は生まれたときから貴族しか行けない学校で学び、庶民はそれとは別の庶民の学校で学ぶ。消して交わることがないという学校体系のことではないでしょうか。間違っていたらすみません。
 おっしゃっているのはむしろ「分岐型学校体系」のことで、進路によって目的に沿った学校に進むことが出来る体系のことをおっしゃっているのではないかと思います。
 
 そこで問題なのは、中学を卒業してすぐにそうした自分の将来像が明確に描くことができるかという問題です。
 卑近な例で言いますと、次男の友達がいました。長男でない彼は、必ず将来家を出て独立しなければならない宿命にありました。それで、中学を卒業して土木系の高校へ進学したのですが、現在立派に土方(どかた)の大将として頑張っています。彼は成功例です。
 しかし多くの子どもたちは、将来設計など漠然としていて、とりあえず普通科の高校にでも行っておこうかと考えます。高校を卒業するときも、明確な将来設計ができている生徒は少ないのではないかと思います。
 そうこうしているうちに、いたずらに僕のような人生を送る羽目になっている‥‥。もちろん、そんな馬鹿なヤツは本当は少ないのかも知れませんが、先行き不透明な時代であればこそ、生徒(学生)たちの不安は募るのではないでしょうか。
すいません、話がまとまっていませんね。つまり、子どもに将来の自身の設計図が描けないところに、大きな問題があるように思うのですが。(ん、まだ文が変だ)。いかがでしょうか。

MUJOB さんのコメント...

言葉が足りませんでした。私の「複線教育」というのは、あなたのいう「分岐型学校体系」のことです。教育界では、そのような分類方法あることを初めて知りました。ご教示、ありがとうございました。この問題、論じ始めると長くなります。これ以降は、POST(投稿)として、お答えに変えます。





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