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2008年8月19日火曜日

海外特派員の目

朝鮮日報【コラム】韓国はアフリカより「奥地」だ
中央日報<ワールドエッセイ>モナリザの嘲笑

まれに、韓国人による韓国、韓国人批判が出る。上記の記事は、その典型だ。しかし、韓国人は読まないだろう。読んでも意味がわからないだろう。また、二つの記事には韓国人批判以外にも共通点がある(後述)。
朝鮮日報から読んでみよう。それは、特派員記者の社内での帰任挨拶まわりにも良く現れている。「巨大新興市場のインドや、アフリカ・中東市場の前進基地といわれるエジプトを称して「奥地」と呼ぶとは、話にならない。」。韓国内では、比較的知的水準の高い新聞記者ですら、この有様だ。極々普通の韓国庶民に通じるわけが無い。さて、記事の結論部分を見てみよう。「外の世界から見れば、アジアの東の端にあって国際社会であまり話題にもならない韓国の方が「奥地」だ。インドやエジプトではない。けれども、「井戸の中」に生きる韓国人はそのことをよく分かっていない。韓国人の世界観は、米国と中国、日本の範囲にとどまっている。ここからぱっと目覚めて外に出なければ、新たな道を切り開くことはできない。」。結論を読むだけで、論評する必要も無いだろう。
中央日報にも海外特派員からの韓国人批判が出た。朝鮮日報は、韓国人の視野の狭さ、知識の無さを問題にしている。他方、中央日報は、知識の無さに加えて、韓国人のマナー、躾(しつけ)を問題にしている。フランスのルーブル美術館での出来事から話は始まる。韓国全体が、以前に比べて経済的に豊かになったとしても、親子連れで、フランスのルーブル美術館に行く階層は、韓国の一般庶民ではない。経済的には、もっと豊かな日本人でも、親子連れで、ルーブル美術館見物に行く階層はそう多くないはずだ。この記事の結論は、フランスを例にとりながら、「はつらつに明るく育てるのもよいが、礼儀正しく他人に配慮できる市民に育てるほうが優先、という考え方」、「先進国は国民所得だけでなるのではないと、この夏、何度も感じた。 」という一文だろう。韓国人の日頃の言動を見ると、これは大変難しい。しかし何時まで経っても、極東の田舎者丸出しの韓国人では論外だ。さぁ、困ったということだろう。
両記事とも署名記事だ。朝鮮日報は、写真入りだから男性記者とわかる。中央日報は、記事内容と記者名で女性記者と推測できる。共通点は、韓国の後進性、民度の低さへの批判だ。ここまでなら、なるほど韓国人にも反省すると意識があるんだなで、記事を読了することができる。しかし、両記事には妙に符合する部分がある。両記事とも、とってつけたように、日本人のことに言及しているのだ。韓国人の視野の狭さ、民度の低さを述べているにも関わらず、それには、何ら関係の無い日本人のを例に出していることだ。それも普段、韓国マスコミが言わないような文言で、日本人を持ち上げている。朝鮮日報曰く、「日本の場合、エジプトだけを見ても、この地域にいかに力を注ぎ込んでいるか、驚くばかりだ。日本は昨年、エジプトの世界的な観光地・ルクソールにしゃれた観光案内所を設け、カイロのピラミッド近くには間もなく新しい国立博物館を着工する予定だ。ナイルの川辺で古代の遺物を発掘するため、日本のエジプト学の専門家がエジプトの砂漠を行き来するようになってから、既に何十年もたっている。彼らは古代エジプトの採石場の情報まで体系化し、ウェブサイトに載せている。情報を収集する記者の数も多く、大手日刊紙はもちろんのこと、北海道新聞など地方紙までもがカイロに特派員を送り、その数は20人を超えている。」。中央日報曰く、「 一方、日本の子どもたちがパリの博物館で騒ぐ姿は一度も見たことがない。 独島(ドクト、日本名・竹島)問題を取り上げるときはこのうえなく幼稚な後進国のように見えるが、日本人が国際社会で先進国として扱われる理由が分かる。 」。竹島はご愛嬌としても、なぜに、ここまで言うか。普段、日本をあれだけ罵倒してやまない韓国マスコミらしさが皆目無い。そして、やけに詳しい。中央日報に至っては、ルーブル美術館は別にしても、「フランス」を「日本」に変えても、十分通用する記事内容だ。私が片方の記事だけ読んでいたら彼らの意図が理解できなかったろう。この辺が韓国マスコミ第一線記者のテクニックなのかと気が付いた。さすが韓国では比較的知的水準の高い新聞記者特派員である。これが韓国人記者の本音部分なのであると解したい。日本のことを本音で直接書けば、記者の原稿は本社で採用されないだろう。読者も許さないだろう。他の記事に紛れて書けば、本社の方もわかっていて、許容範囲内だろう。彼ら自身、記事に本音部分も書きたい。しかしそれは周囲の環境が不可能にする。彼らは、わかっているのだ。竹島に関しての日本非難という、一見正当性があるようなお題目。外国の記事に日本への本音を紛れ込ますという手法。これらのテクニックを弄して、読者に本音部分を吐露する。また読者も、そのように理解する。それゆえにとってつけたような文章が記事の中に紛れ込む。なんともひねくれた手法だけれど、彼らには、それが限界なんだと思っているんだろう。こんなテクニックを弄さなければならない記者諸君には憐憫の情がわく。だとしても、これは一時しのぎにすぎない。こんなちぐはぐなテクニックを弄して書いたとしても、現状は何も変わらない。事態を悪化の方に向けてしまうだけだ。彼らは、いつの日か、こんなテクニックと決別しなければならない時が来るだろう。そうしない限り韓国は衰退の一途をたどるしかない。
* 韓国人の子どもへの躾は、階層を問わず、甘い躾だ。日本の場合、階層があがるにつれて、躾が厳しくなる。日本でも階層が下がれば下がるほど、その躾は韓国と酷似する。記事中「パリでの出来事」を見れば、了解できるだろう。
* 中央日報の女性(?)記者。本当にパリ特派員なら、早く本国に帰りたいと思っているだろう。なぜなら、フランスにおける東洋人、特に韓国人へ対する偏見と差別には目を覆うものがあるからだ。何度も、不愉快な目にあっているはずだ。海外派遣なら、やっぱり日本かな(笑
* と、書いてはみたものの、これとて、事大主義の変形のひとつと思わないでもない。事大主義から抜けないことにはねぇ。1000年以上の事大だから、DNA化されているかもしれない。

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