9月1日号掲載「中国の反韓」シリーズ、第二弾。中央日報、どうしたんだろう。一日に同趣旨の記事を3本も立て続けに掲載した。最近掲載された同様の記事も列挙してみよう。
1 中央日報 <反韓感情>民族主義に誹謗だらけのインターネット
2 中央日報 なぜ中国で反韓感情?
3 中央日報 謙遜して温かく‘反韓感情’乗り越えよう
4 中央日報 【噴水台】高麗棒
5 中央日報 中国ネチズン、野球・韓日戦で日本を応援
6 中央日報 <コラム>中国内の反韓感情は危険水準
番号1,2,3の3本が、9月1日付掲載の記事。下3本が、最近掲載の記事だ。9月1日の記事に関してみると、1、2 の記事は「特別取材チーム」署名での記事、3 の記事は無署名記事だ。3 の記事については、すでに、コメントを付けているので、ここでは、1 の記事についてみることにしよう。この記事の見出しと内容がそぐわない。内容は、インターネットの特性、望まれるコンテンツ、成功(?)事例、情報管理の話に終始している。見出しにある「民族主義に誹謗だらけのインターネット」についての実例がどこにも見当たらない。かなり違和感のある記事だ。さて、記事中最も違和感のある「国内の証券会社で働く中国人の馬さん」の話を詳細に読んでみよう。まず、この「国内」とは、どこの国内なのか不明だ。インターネットを国家管理しているような中国や韓国の場合、国によってインターネット状況が違う。ゆえにどこの国なのかが重要になる。そして、記者は馬さんを中国語と韓国語のバイリンガルな人間として登場させている。馬さんは「最近はインターネットを見るのが怖い」という。韓国のインターネットでの話か、中国でのインターネットでの話なのか、皆目わからない。怖い理由は以下の通り。「韓国と中国のインターネット空間には、お互いを誹謗するコメントがあふれているからだ。 」。そもそも「韓国と中国のインターネット空間」とは、何なのだ。実態として、そういう空間があるのか。少なくとも、日韓、日中、日米、のインターネット空間なぞの存在なんか聞いたこともない。なおかつ、「お互いを誹謗するコメント」の使用言語は何なのだ。中国語か、韓国語か、それとも英語なのか、日本語なのか。相手を誹謗するのに、相手の言語かインターネットの共通言語、英語を、わざわざ使うのか。どう考えても尋常ではない。なぜなら、「お互いに誹謗する」なら、お互いのコメントの意味が理解できていなくては、どうにもならないからだ。「中国と韓国のインターネット空間」では、双方に通じ合う共通言語の存在、正確な自動翻訳の存在、あるいは、誹謗するコメントを書く張本人の大部分は、中国語、韓国語に精通しているという前提、これらのうち、ひとつでもあれば「誹謗」のコミュニケーションは成り立つ。しかし、それらはなにひとつ存在していないと記事中にある。では、インターネットユーザーは、どのようにして、「誹謗」のコミュニケーションで繋がっているのだ? そのような現実でもあるのか。

記事とは無関係な写真。なんか迫ってくるようだ。しっかり受け止めよう。
<参考>
原因は韓国にあり
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